ガーデニング(園芸)用語辞典
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不織布
ふしょくふ不織布とは、漢字の通り、織っていない布のことを意味する。一般的な布は「織布(しょくふ)」と呼ばれ、繊維ひとつひとつを織り上げて布にしている。対して不織布は繊維を織り上げず熱や化学物質を用いてシート状に固めた布である。衣類部品、マスク、オムツ、保護衣など不織布を使用した商品は身の回りの様々な物に及ぶ。園芸・農業界で、光や水、空気を通しながら保温効果もあるため、重宝されている。
特に寒冷期に野菜の上に直接不織布をかけて保温したり、種をまいた直後から葉が出るまで鳥害を防ぐために不織布をかけたりすることを「べたがけ」と呼ぶ。通気性・保湿性のある不織布は、上から直接水やりもできるためべたがけ栽培に最適。軟弱野菜の場合、収穫までずっと不織布をかけた状態で栽培することもある。
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