ガーデニング(園芸)用語辞典
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腐植質
ふしょくしつ腐植質とは、化学変化によって生成される暗黒色ないし暗褐色の高分子物質を意味する。
腐植質が生成される過程は様々。動植物の死骸などが分解、縮合して生成される陸上由来の物や、水中に流入した有機物や水生生物成分から生成される水中由来の物、都市排水で生成される物などがある。
高分子物質とは、原子の数が千個以上、あるいは分子量が一万以上の物を指す。例としては、タンパク質や脂質、デンプンなど。高分子は単量体というまとまりがいくつも繋がることでできている。単量体同士が結合することを「重合する」と言う。腐植質も、単量体が無数に重合することでできている高分子物質である。
腐植質は、土壌や水中で様々な効果を発揮する。例えば、土壌中では植物のための養分を蓄えている。また、水道水に含まれるトリハロメタンという物質は、腐植質が発生の原因である。
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