ガーデニング(園芸)用語辞典
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ファイトトロン
ふぁいととろんファイトトロンとは、様々な環境を再現できる大型の実験施設を意味する。施設内の温度や湿度、炭酸ガスなどの気象条件を高い精度で再現することが可能。主に植物を対象として利使用される施設であり、「人工気象室」とも言う。ファイトトロンには、ガラスを利用した作りで自然光を用いる物と、暗室で人工光を用いる物がある。
ファイトトロンの発祥は1949年(昭和24年)のカリフォルニア州の施設。植物生学者であるF. W. Went 教授が主宰し、植物研究用の環境調節温室として建設された。この施設では、光、温度、二酸化炭素、湿度、霧、風、雨などが調節可能。その後、日本では、1952年(昭和27年)に国立遺伝学研究所において環境調節温室が建設され、日本初のファイトトロンとなった。
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