ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
日向土
ひゅうがつち日向土とは、宮崎県の霧島火山系火山帯で産出される用土で軽石の一種を意味する。乾いた状態の物を「日向土」、湿っている物は「ボラ土」と呼ばれており、万年青やハーブなどの乾燥を好む植物や、東洋ランなどの栽培には欠かすことのできない用土となる。
日向土は栃木県鹿沼地方などの関東ローム層で採取される鹿沼土よりも硬く、軽石よりもやわらかい中間の硬さ。長期間使用しても砕けにくく粉状になりにくい特徴を持つ。そのため、洗浄や熱消毒をすることによって繰り返し使用することができる。さらに、未使用の物は、無菌でほとんど肥料成分が含まれていないため、挿し木や挿し芽にも使用される。
その他、表面にはたくさんの細かい穴が空いており、水はけや通気性に優れているが、一方で水持ちや肥料を留めておく力は弱いと言う特徴もある。この場合、単体としてだけでなく、水はけを良くする補助用土として他の用土と混ぜ合わせて使用すると良い。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。