ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
ひこばえ
ひこばえ(蘖)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若い芽のことを意味する。太い幹に対して、新しく生えてくる芽のことを孫(ひこ)に見立てて、「ひこばえ(孫生え)」と呼ばれるようになった。春から夏にかけて、多く見られる。
森林を伐採したあとに、切り株などからのひこばえによって新たな深林ができるようにすることは「萌芽更新」と言う。かつての里山などは、この萌芽更新によって維持されていた。
カシ類などの樹木は、通常単独でまっすぐに生えるが、切り株からのひこばえの場合は、切り株の外側から斜めに生えることが多い。この芽が大きくなったときには、切り株は腐って朽ちてしまっているが、間を空けて複数の幹がそれぞれ外側を向いて生えていれば、内側に切り株があって、そこから生えた物だと分かる。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。