ガーデニング(園芸)用語辞典
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半数体
はんすうたい・はぷろいど半数体とは、生物を倍数性によって区別した場合の一種を意味する。半数体の他には、「二倍体」や「三倍体」などがあり、半数体は「一倍体」と表されることもある。
有性生殖をする動物のほとんどは二倍体。両親から配偶子を通してそれぞれ1組(n)の遺伝子情報であるゲノムを受け取り、受精によって計2組(2n)のゲノムを有している。例えばヒトは、 2n = 46である。
種子植物の有性生殖では、花粉管中の精細胞が雄性の配偶子であり、卵細胞が雌性の配偶子にあたる。これらはそれぞれに一組の染色体を持っており、半数体と言う。その核相は「n」で、精細胞と卵細胞が受精し受精卵になると「2n」となる。
一方で植物には様々な倍数体を有する物があり、それぞれに違った特徴がある。そのため、農業においては染色体を操作するといった、半数体を利用した品種改良なども行なわれている。
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