ガーデニング(園芸)用語辞典
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バラクキバチ
ばらくきばちバラクキバチとは、膜翅(まくし)目クキバチ科に属する昆虫を意味する。北海道、本州、四国、九州に分布し、主にバラやノイバラの新梢(しんしょう)を害する。
4〜5月にかけて成虫が当年の新梢に飛来し、蕾の付いた茎のやわらかい場所に傷を付けて産卵。その際、茎の導管を切るためそこから上には水分が上がらず、上部が萎れてしまう。孵化した幼虫はそのまま茎の内部を食害しながら成長し、茎の中で繭を作り越冬、翌春羽化する。
なお、成虫に対しては飛んでいるところを発見次第殺虫剤で駆除し、幼虫に対しては茎の産卵痕を含めた上部を剪定。また予防策に、バラが植えてある場所に防虫ネットを張るか、バラの新梢にアルミ箔を巻き付け産卵を防ぐという方法がある。
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