ガーデニング(園芸)用語辞典
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ハマキムシ
はまきむしハマキムシとは、ハマキガ科の幼虫の総称を意味する。自分で出した糸で葉を巻いたりつづり合わせたりして、葉やつぼみ、果実などを食害する。世界中に分布し、日本だけでも500種類以上が存在している。特にチャハマキやコカクモンハマキなどがよく知られ、チャハマキはサクラやリンゴなどに、コカクモンハマキはバラやブドウなどに寄生し食害をする。いずれも4〜10月頃の間に3〜5回程発生し、中でも真夏は非常に活発になるため被害が拡大する傾向がある。
ハマキムシの被害に遭うと美観が損なわれるだけでなく、光合成を妨げ生育の遅れが生じる。また花のつぼみも食害するため、開花の際奇形になることもある。
防除対策は、被害に遭っている葉を見付け次第、葉ごと取り除くようにする。また防虫ネットをかける、薬剤を使用する他、成虫は光に誘引される性質があり産卵場所に選ばれやすくなるため、夜間の不要な電気は消すことも重要。
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