ガーデニング(園芸)用語辞典
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花振るい
はなふるい花振るいとは、開花後に受粉や受精が行なわれたにもかかわらず、天候やその他の影響で実が順調に育たず、小さいまますぐに落下してしまうことを意味する。他にも「生理的落果」や「花流れ」と表現されることもある。
花振るいは、開花時の天候や、肥料の過不足や土壌中の養分のアンバランス、剪定などに左右されて起こる。また、その植物自体の健康状態にも大きくかかわっている。開花し受精したが、それらすべてを立派に大きく実らせた場合、母樹が弱り枯死しかねない場合がある。母樹がすべてを育てられないと判断した場合、植物自身が花振るいを行なう。正常な実を育てられるだけの数を残し、かつ母樹が体力を温存して生き残るための手段であり植物の知恵とも言える。
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