ガーデニング(園芸)用語辞典
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胚(珠)(珠)培養
はいばいよう、はいしゅばいよう胚培養は、受精後の胚を培養することを意味する。
「種の壁」を越えて植物同士を交配しても、胚は途中で死んでしまう。胚が死ぬ前に試験管内に取り出して培養すると、交配した二つの植物の雑種の植物体にまで成長する。この胚培養を使って、すでに雑種の植物が市販されている。市販されている物の例としては、ハクサイとキャベツの雑種であるハクランや、キャベツとコマツナの雑種である千宝菜などの品種がある。
植物同士が遠縁で受精自体が起こらない場合には、胚珠を取り出して試験管内で受精、培養する「胚珠培養」という方法も開発されている。似た単語として胚培養士という物があるが、これは、大学病院や産婦人科の医師の指導のもとで、顕微授精などの生殖補助医療を行なう職業の名前である。
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