ガーデニング(園芸)用語辞典
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パーライト
ぱーらいとパーライトは、火山岩の一種である真珠岩(しんじゅがん)などを高温で加熱し、急激に冷却して作られる人工の土壌改良材のこと。加熱すると岩の中に含まれていた水分が蒸発し、小さな穴がたくさん空いたスポンジのような多孔質の構造になる。バーミキュライトに似た素材だが、原料となる鉱物が異なる。
パーライトはスポンジのような構造のため、土に混ぜ込む際、軽くて扱いやすい。水をよく吸着し、同時に余分な水も排出するため空気の通りが良く、根腐れを防ぐ効果がある。また、土壌のpH(ペーハー)を大きく変えることがなく、植物の生育に適した中性の状態を保つ特徴がある。さらに、空気を多く含んでいるため、温度変化を緩やかにし、植物の根を保護する役割もある。
パーライトの用途は、種まき用土や多肉植物の土などに混ぜ込むこと。種まき用土に混ぜ込むと発芽率が向上し、苗の生育が安定する。多肉植物の土へ混ぜ込むことで得られる効果は、水はけを良くし、湿気を嫌う多肉植物の根腐れのリスクを軽減できる。
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