ガーデニング(園芸)用語辞典
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パーテア
ぱーてあパーテアとは、中世のフランスで始まった庭園技法で、花や低灌木を刈り込んで細かく刺繍を施したように見せるデザインの庭のこと、またその技法を意味する。庭の一部の四角いスペースをキャンバスに見立て、そこに花や木や葉物を絵の具のように使って幾何学的な模様を描く技法。少し高い位置から見るとさらに美しさが際立つため、窓から眺めることができる位置に造られることが多い。フランスのパーテアに対し、中世イギリスで流行したノット・ガーデン(結び目庭園)と言う庭園がある。スタイルはほぼ同じであるが、色違いの低灌木を使って模様を描くところが特徴的。
刺繍を施したようにデザインして刈り込まれたツゲなどの低灌木の間には、季節の花を次々と植え替えたり、砂利を敷き詰めたりと様々なスタイルがある。そのため、季節や庭園によって違う顔を見せるところも魅力だ。
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