ガーデニング(園芸)用語辞典
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濃度障害
のうどしょうがい濃度障害とは、肥料や堆肥を農地に過剰に投入することで肥料分が余り、引き起こされる障害を意味する。
農地に肥料や堆肥を過剰に投入すると、植物に使われる分以上に農地に肥料分(塩類)が蓄積されるため、余った肥料分が残る。これが高濃度になると根が水分や栄養分を吸収できない土壌となってしまう。これを「塩類集積」と言い、塩類集積によって起こる障害は「濃度障害」と言う。
濃度障害では、根が傷んだり葉が黄変したりし、生育不良となり枯れてしまう。これを改善するには、大量の水で塩類を洗い流したり土を入れ替えたりする方法がある。その他にも、塩害改良剤を用いることで他の改良方法よりコストを抑えて濃度障害を改善することもできる。
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