ガーデニング(園芸)用語辞典
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日長処理
にっちょうしょり日長処理とは、人為的に日長を変えることで、開花の時期を遅らせたり早まらせたりする処理のことを意味する。代表的な日長処理には「短日処理」と「長日処理」がある。
短日処理は、植物を1日のうち一定時間のみ日に当て、その他はダンボールで覆うなど暗黒環境を作り出し、人工的に短日環境におく方法。クリスマスの花で知られるポインセチアは、9月下旬〜10月上旬あたりから夜間は一切照明に当てない短日処理を行ない、冬が訪れたと錯覚させる。そのようにして、観賞部である「ほう」の着色をコントロールすることで、クリスマスの時期にタイミング良く赤くきれいな色を観賞することができるのである。
また「長日処理」は短日処理とは反対で、照明を使い1日の暗期を少なくすることで日が伸びたと勘違いさせ、開花を促す方法。「電照栽培」とも言われる電照菊の栽培方法として、広く知られている。
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