ガーデニング(園芸)用語辞典
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軟化
なんか軟化とは、果物や野菜が栽培時や調理時にやわらかくなることを意味する。軟化は、植物の形状を保っている細胞が熱を加えることによって膨張し、細胞間が緩み、細胞壁が壊されることによって起こる。
栽培時の熱とは太陽光のことであり、地下栽培やシートや土を利用して太陽光を遮断して野菜などを育てることは「軟化栽培」と言う。例えば、アスパラガスで軟化栽培を行なうと、光合成ができないため茎が白くなると同時に、細胞壁が少なくなり茎がやわらかくなる。この性質を利用して作られているのが「ホワイトアスパラガス」である。また、調理時の熱とはレンジや火入れのことであり、80〜90℃あたりで軟化現象が起こり、同じく細胞壁が壊れることによってやわらかい質感に変化する。
軟化と同義として使われる用語に「軟白」があり、軟白栽培の代表的な物に「軟白うど」や「軟白ネギ」がある。
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