ガーデニング(園芸)用語辞典
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苗
なえ苗とは、定植前の発芽してから間もない若い植物のことで、移植するために育てた幼い木のことを「苗木」と呼ぶ。苗や苗木は、発芽する前の種のときよりも生長して丈夫になっているため、温度や湿度の管理がしやすくなる。その他、育成を妨げる病気や害虫への抵抗力も高まる。
苗には様々な種類があり、種の状態から育てた「実生苗」、台木に育てたい樹木の枝や芽を接ぎ合わせて育てた「接ぎ木苗」などが挙げられる。他にも、植物の一部を土などに挿して発根させる挿し木によって育てた「挿し木苗」、山や野原で自然に生育した苗を掘り起こしてきて育てた「山引き苗」などがある。
さらに、出荷時の状態で呼び方が異なる。プラスチックなどの容器で育てられ移植の際に容器から簡単に取り出せる「ポット苗」、多孔容器で育てられた根鉢付きの「コンテナ苗」などが有名。また、根に土が付いていない状態の物は「裸苗」と呼ばれている。
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