ガーデニング(園芸)用語辞典
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とり木
とりきとり木とは植物の繁殖方法のひとつで、植物の茎を傷付け、そこから発根したら切り離して土に植える方法のことを意味する。この方法は、育っている植物の茎の好きなところから発根させて切り取ることができるため、挿し木と違い、切り離して土に植えた直後から良い樹形を楽しめる。
とり木の方法にはいくつかあり、挿し木で繁殖させられる植物であれば、たいていいずれかの方法で繁殖させることができる。そのため、とり木をしたい植物に合った方法を選んで行なうと良い。
例えばウンベラータやモミジ、ウメなどを増やしたい場合、切り離したいあたりで茎に傷を付け、皮をはがす。その部分を水を含んだミズゴケで覆い、さらにビニール袋をかぶせて乾燥から守る。じゅうぶんに発根したのが確認できたら親株から切り離し、土に植える。日本では梅雨入り頃に行なうのが最適と言われており、比較的失敗の少ない方法である。
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