ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
共台
ともだい共台とは、接ぎ木栽培の際に、上の穂木と下に接ぐ台木に同じ種類を使用することを意味する。接ぎ木は、植物の一部と別の植物を繋ぐ処理で、連作障害の予防や病害虫に強くするために行なわれる物。育てやすさや生産性の良さがメリットである。
共台は、食用スイカの穂木と野生種のスイカの台木を接ぎ木するなど、同品種間もしくは同種異品種間の物が使用される。これは、同じ種類の台木を使用した方が結合しやすく(親和性が良い)、また実の味も良くなるということが分かっている。
接ぎ木栽培において、相性が悪い物同士を繋いでしまうと芽が出ない(台勝ち)、接ぎ木部分が折れる(台負け)、寿命が短くなるなどの失敗が起きる。すでにどの穂木と台木の組み合わせが良いかは確立されているが、迷った場合には同じ種類を用意する共台がベストである。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。