ガーデニング(園芸)用語辞典
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徒長
とちょう徒長とは、植物や樹木の茎や枝が通常以上に長く間延びした状態を意味する。正常に育った植物と比べて病弱・虚弱で、害虫や病気に対する抵抗力が弱くなることから、暑さや寒さなどの環境の変化も受けやすくなる。また、開花せず野菜や果物の実が付かないなど、作物の収穫量にも影響を及ぼす。
その原因は様々であるが、一番の原因に日照不足が挙げられる。日照不足になると植物は光を求めて伸びるため徒長になりやすい。その他、小苗の段階での水分や栄養の過多、風通しの悪さ、隙間なく苗を植えることによる芽の込み合いなども徒長が起こる原因となる。
一度徒長になった茎や枝は太くなることがない。そのため、伸びた枝や茎、株を切り、縮めて姿を整える「切り戻し」をするか、植物の一部を土に植えて発根させる「挿し木」をして仕立て直す必要がある。
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