ガーデニング(園芸)用語辞典
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土性
どせい土性とは、土壌の構成粒子の大きさ別の分類を意味する。土壌の性質を表し、土の粒の粗さやきめの細かさを表す指標となる。
土壌は様々な大きさの粒子の混合物で構成されており、その大きさは粒径によって「粗砂」、「細砂」、「シルト」、「粘土」に分けられる。この区別を「粒径組成」と言い、土性は、粒径組成により区分した土壌分類の一種である。土壌中の砂、シルト、粘土の成分の重量比を求め、「土性三角図表」に当てはめて土性を決める。三角図上で土性は14の性質に区分される。
土壌粒子は大きさによってその性質が異なっており、土壌の物理性や化学性と深くかかわりがある。また、砂は母岩の鉱物から成り、土壌の骨格の役割を持ち、排水性や通気性に。粘土は粘土鉱物から成り、水分の保持にそれぞれ関係している。土壌調査では手触りや目視で土性のおおよその判定を行なうが、その判定にはかなりの熟練を必要とする。
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