ガーデニング(園芸)用語辞典
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床土
とこつち床土とは、「苗床」と呼ばれる苗を育てる場所に用いる土を意味する。
苗床には、人工的に温度管理をして栽培する冷床・温床などの種類がある。これらでの栽培は土の深さに制限があるため、根は限られた範囲にしか伸びることができず生育不良が起きてしまう。そこで苗の生育を良くするために重要となるのが、床土である。
良い床土の条件として、病虫害のおそれがなく、通気性、保水性、排水性に優れていることや、移植の際に苗の根から土が落ちにくいことなどが挙げられる。このような床土を作るためには、無病の土壌と、落ち葉やワラなどの有機物や肥料を交互に堆積させ、底から混ぜ合わせる切り返しを数回行ない、均等に混ぜ合わせることが必要である。こうすることで土壌に空気を含ませ、有機物の発酵、熟成を進めることができる。
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