ガーデニング(園芸)用語辞典
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冬至芽
とうじめ冬至芽とは、花が終わった菊の株もとから生えてくる、地下茎の新芽を意味する。菊栽培で株を増やすときに使用される。
菊は通常種蒔きでは栽培されず、この冬至芽の芽分けによって増やす方法が一般的。冬至芽は菊の開花後に発生するため、地上部を高さ5cm程のところで刈り込んでおくと、冬至芽の生長を促すことができる。そして冬至芽の葉が付き始める頃、親株から離して別の場所に植え付けるのである。この冬至芽の植え付けは、12月以降になると寒さで発育が停滞してしまうため、遅くとも11月下旬までには行ないたい。植え付け後は日当たりの良い室内で保温しながら育てると、2月頃には根付く。根付いたら肥料を与え、その後、春先に新芽が伸びてきたら大きな鉢に鉢上げを行ない、苗の完成となる。
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