ガーデニング(園芸)用語辞典
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凍害
とうがい凍害とは、冬に低温が原因で植物が被害を受けることを意味する。特に、草花の苗や野菜の新芽、花芽(かが)などの未熟な部分で起こりやすく、果樹などにも被害が起こる。また、被害が大きい場合、枯死(こし)に至る。
果樹の凍害については、温暖化も原因のひとつとして考えられるようになった。もともと果樹には耐凍性があり、秋から冬にかけて寒くなる時期に少しずつ寒さに順応し、冬から春にかけて暖かくなるにつれて少しずつ耐凍性を失っていく。しかし、温暖化で秋から冬にかけてそれ程寒くならないため、耐凍性が低くなった。さらには冬から春にかけての耐凍性が消えていく時期が早まることで、「もどり寒波」が起きた際に寒さに対応できず枯れる果樹が増えてきている。これらを防ぐためには、それぞれの植物に合わせた凍害対策が必要となる。
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