ガーデニング(園芸)用語辞典
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点滴灌水
てんてきかんすい点滴灌水とは、小さい穴が等間隔に開いたチューブに水を流し、その穴から株もとに直接水を滴下(てきか)して与える自動灌水法を意味する。
病院などで見かける点滴のように、時間をかけてゆっくりと水を与えるため、根にかかる負担が少なく、活動を活発にしてくれる。また、これによって作物の収穫量の増加や品質向上にも繋がっている。
点滴灌水は、スプリンクラーなどで灌水するのと比べて、必要なポイントに集中的に灌水できる。そのため、葉や枝を濡らさず、病害虫の発生を抑え、雑草を減らすことも可能である。その他、少しの水で広範囲に灌水できるため、水や液体肥料の節約に加え、労力を削減できることが大きな魅力。このようにメリットの多い点滴灌水は、ハウス栽培をはじめ露地栽培、養液栽培など多くの場所で用いられている。
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