ガーデニング(園芸)用語辞典
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天狗巣病
てんぐすびょう天狗巣病とは、野菜や草花、樹木などに発生する病気のひとつで、枝や茎、株もとから小さな枝や葉を無数に生じる。天狗巣病という病名は、その症状が、天狗のすみかとされる場所に似ていることに由来している。
天狗巣病を発病すると、野菜や草花は黄色くなって株全体が萎縮し、株もとや茎から小さな葉がたくさん生じる。樹木の場合も、枝の一部から無数の小枝が発生して天狗巣状になり、いずれの場合も発病が多いと生育が悪くなる。
天狗巣病の原因は、野菜や草花の場合は、昆虫が媒介する「ファイトプラズマ」と呼ばれる微生物、樹木の場合は、周辺から飛んできた糸状菌(カビの仲間)の胞子である。周辺への伝染を防ぐためにも、発病した部分や株を見付けしだい、早急に取り除くことが重要である。
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