ガーデニング(園芸)用語辞典
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摘果
てきか摘果とは、果樹などにおいて、小さな果実の頃に一部を間引くことを意味する。摘果することによってバランス良く結実するようになり、大きくて味の良い果実を収穫することができる。
また果樹には、果実数が多くなると花芽形成が抑制され、翌年の結実数が少なくなるという特性がある。このように果実を多く付ける年と少量しか付けない年とが交互に現れることを「隔年結果」と言い、これを防ぎ毎年安定した結実数を得る目的としても摘果が行なわれる。
リンゴやナシ、カキなどをはじめ、多くの果樹で行なわれるが、特に大きな果実が好まれる種類においては、果実がなる前の花や蕾(つぼみ)のうちに間引くことでより良い効果が期待できる。このように花や蕾を間引くことは「摘花(てきか)」、「摘蕾(てきらい)」と呼ばれている。
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