ガーデニング(園芸)用語辞典
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蹄角粉
ていかくふん蹄角粉とは、牛の角や馬のひづめでできた有機肥料のことを意味している。牛の角や馬の蹄等を蒸気で熱してやわらかくしたあとに圧搾し、乾燥させてから粉末状に砕いて作られる。
蹄角粉は窒素やリン酸を豊富に含む有機肥料であり、ゆっくりと用土に溶けだしてゆく緩効性のため、植物を植える前に施す「元肥(もとごえ)」として使う。効果の継続期間は1〜2ヵ月程。何年にもわたって植え替える必要なく収穫できる作物(永年作物)の肥料にも適している。
一般的に「狂牛病」と呼ばれる「牛海綿状脳症(BSE)」の発生に伴い、2001年(平成13年)10月に海外からの輸入が禁止されたため、国内生産された物のみが流通しており、肥料の中では高価な物である。
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