ガーデニング(園芸)用語辞典
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低温伸長性
ていおんしんちょうせい低温伸長性とは、低温のもとであっても正常に生育する性質のことを意味する。
植物は限界を超えた低温下では低温障害、凍結障害を受け細胞が壊れ生育適温下に比べ成長が鈍くなり、生産性が低下もしくは枯死してしまう。しかし、同じ作物でも品種によっては他の品種より生育可能温度が低く、低温下での栽培に適した物がある。このような品種を「低温伸長性に優れた品種」と呼ぶ。例えばほうれん草では、「ちぢみほうれん草」とも呼ばれ茎が太く厚みがあり葉の色の濃い品種がある。一般的なほうれん草と比べ寒締めされることにより糖やビタミン類が増加する。
低温伸張性は露地栽培においては生育期間が長くなり、安定的に収穫が可能となる。また、施設栽培においては暖房費等のコスト削減につながる。
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