ガーデニング(園芸)用語辞典
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土作り
つちづくり土づくりとは、生育の良い土壌を維持向上するために土壌の性質を改良することを意味する。通常、土壌改良資材や肥料の使用、さらに的確な時期の耕耘により行なわれている。
日本の地形は傾斜が急であり、温暖多雨の気候で土壌の有機物の分解とアルカリの流亡が生じやすいため、良い土壌の成分が低下しがちである。そこで、土づくりをすることで土壌の通気性・保水性を改善、養分の吸収機能の増大、土壌生物の改良、耕耘作業を容易にする、土壌のpH値を適正にするといった効果を得ている。
土作りをすることは農業生産の上で基礎であり、生育の良い土壌を維持していくことで安定した生産をすることが可能。しかし、化学肥料への依存が大きく堆きゅう肥使用が減少し、さらに耕作放棄地の増加や作土の浅層化もあり環境への負荷が問題となっている。そうした中で適切な施肥、耕耘をし、意識的に有機物を使用するなどの方法で土作りを行なうことが必要である。
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