ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
土入れ
つちいれ土入れとは、麦類の栽培で、土を畝の間や株の中にふるい入れる作業のことを意味する。
土入れはカルチベーター(農機具、耕耘機)を使用し、麦の株内に3cm程土を入れる。秋から翌春かけて数回行なうことにより、土がかぶさり雑草の防除でき、倒伏を防止することができる。さらに根本に土が入ることで、株間が開き風通しや日当たりが良くなる。また、土入れをすることで排水溝が作られ表面排水が良くなり湿害の防止にも役立つ他、土入れを生育の初期に実施することで分げつの促進や霜柱による凍結防止が可能。これらのことにより品質が向上し収量も増大できるのである。
土入れの効果は、生育が盛んで多肥の物程大きく、生育不良や少肥のもとでは効果は少ない。これは、土入れによって茎葉や断根が埋没してしまい同化機能が低下するためである。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。