ガーデニング(園芸)用語辞典
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虫媒花
ちゅうばいか虫媒花とは、虫を媒介して受粉を行なう花を意味する。
花が受粉を行なうときの方法は風によって花粉を飛ばす「風媒」、水を介して送粉する「水媒」などがある。虫を媒体者とすることは「動物媒」と言う。被子植物では動物媒によって受粉を行なう種が最も多い。それらの植物は花の香りや蜜でハチやチョウ、アブなどの昆虫を誘い、その花粉を他の個体に届けさせる。そのため、虫媒花は概して花冠などが美しく花蜜が豊富であることが特徴。虫媒花の花粉は虫の身体に付きやすいように粘り気があり、大きくて突起がある物が多い。
また、特殊な例として、南アフリカに分布するスタペリアのように腐肉の臭いを発してハエ類などを誘導する種や、花弁が雌の形になって雄バチを誘引するラン科植物などが知られている。
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