ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
抽苔
ちゅうだい抽苔とは、花を付ける茎(花茎)が伸び出すことを意味する。「とう立ち」とも言う。植物は、自らの体を作り大きくする栄養成長と、子孫(種)を残す生殖成長とがあり、抽苔は生殖成長をしている状態と言える。
野菜によって抽苔する条件は様々。ダイコンやカブのように種蒔きしたときから低温に一定期間当たることで抽苔する野菜、キャベツやニンジンのようにある程度の大きさに成長してから低温に一定期間当たることで抽苔する野菜、ホウレンソウやレタスのように高温や日長が12時間以上の長日条件により抽苔する野菜がある。また、ナスやトマトなど株が大きくなり充実することで抽苔する野菜も存在する。
ちなみに「抽苔」と、その過程で起きる「花芽分化(花芽が形成される現象)」はよく混同されるが、正確には別の現象である。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。