ガーデニング(園芸)用語辞典
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チャドクガ
ちゃどくがチャドクガとは、チョウ目ドクガ科に属する昆虫を意味する。ドクガの中でも有名な種類の虫で、植物に被害をおよぼす他、人に対してもかぶれなどを引き起こす毒性を持つ。
チャドクガはツバキ、チャノキ、サザンカなどのツバキ科の植物で繁殖。葉の裏に産み付けられた卵が孵ると、幼虫は葉を食べて育つ。全身が毛でおおわれた淡黄褐色の幼虫は4〜10月の間にかけて年に2度発生し、一ヵ所に集まりツバキ科の葉を食害している姿が多く見られる。
チャドクガを駆除する際は、幼虫が孵化して間もない場合は集まっている葉ごと切り取って捨てることが勧められる。幼虫は成長とともに木全体に拡散するので、そうした場合や成虫の駆除には殺虫剤を散布する必要がある。また、チャドクガは毒針毛を持つため、駆除の際には毛が皮膚に触れないよう注意しなければならない。
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