ガーデニング(園芸)用語辞典
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チッ素
ちっそチッ素とは、原子番号7の元素を意味する。元素記号ではNで表す。酸素、二酸化炭素などを含む空気中の成分のひとつでもあり、その割合は約78%と最も多く、私たちの生活に身近な元素と言える。
チッ素は人間だけではなく、その他の動物や植物などの地球上に存在するすべての生物にとって非常に大切な存在である。特に園芸分野では、カリ、リン酸と並び「肥料の三大要素」と呼ばれ重宝されている。
チッ素は、各種アミノ酸、タンパク質を構成する主要な成分。そのため、実、葉、茎、根など植物体全体の生育を促進するという重要な働きがあるが、土壌では不足しがちである。チッ素が不足すると葉が黄色く変色し、全体的に生育が悪く実の付きも悪くなってしまう。そのような場合は、チッ素を含む肥料を与えて補う必要がある。しかし、チッ素を過剰に与えてしまうと必要以上に葉が茂って花や実が貧弱になったり、病害虫が発生しやすくなったりするため、適切な量を与えることが重要。
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