ガーデニング(園芸)用語辞典
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短花柱花
たんかちゅうか短花柱花とは、同一種の植物において、雄しべの花柱が雌しべより短くなる花のことを意味する。反対に雄しべの花柱が雌しべより高くなる花を「長花柱花(ちょうかちゅうか)」と呼ぶ。
短花柱花は草勢が衰えると発生しやすいため、肥料不足や日照不足等生育が衰え始めたナス栽培などで多く見られる。ナスの花が短花柱花になると、花粉が付きにくいことから受粉しにくく、落花が始まり実が付かない状態となってしまう。これを防ぐためには定期的な追肥やホルモン剤の散布などを行ない、株を弱らせないようにすることが大切だ。
またサクラソウ属の花は短花柱花と長花柱花の個体に分かれており、異なるタイプ間の方が同タイプ間よりも受精の効率が良い。つまりサクラソウ属は、自家受精を防ぐためにタイプが分かれていると考えられている。
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