ガーデニング(園芸)用語辞典
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単為生殖
たんいせいしょく単為生殖とは、受精を行なわず子孫を残す繁殖法のことを意味する。「単為発生」や「処女生殖」とも言うが、植物の場合は「アポミクシス」とも呼ばれる。代表的な単為生殖を行なう植物にはセイヨウタンポポ、ドクダミ、キイチゴ、スミレ、ヒメジョオンなどがある。
中でもセイヨウタンポポは19世紀末に日本に渡来したタンポポで、萼片が反り返っていないことから日本のタンポポとの区別は容易だ。欧州では「父無し植物」とも呼ばれている単為生殖の植物。遺伝子がまったく同じクローンの種子を、綿毛で飛ばすことで繁殖している。受粉の必要がないため、周りに花がなく昆虫などの花粉媒介がなくても繁殖できるといった特徴があり、都市部などでも多く見ることができる。
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