ガーデニング(園芸)用語辞典
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多肉植物
たにくしょくぶつ多肉植物とは、葉や茎の内部に水分をため込むことができる植物のことを意味する。アフリカとその周辺の島々に分布しており、砂漠や海岸などの乾燥地帯に生息できるよう適応し、水をため込むようになったと見られている。
多肉植物の表面は「クチクラ層」と呼ばれる丈夫な膜に覆われており、昼間は気孔を閉じて蒸発を防ぎ、夕方から夜には気孔を開けて呼吸をする。多肉植物はサボテン科、アロエ科などいくつかの科に分かれている。サボテン科に属する物が非常に多いため、一般的に園芸ではサボテン科以外の物を「多肉植物」と区別して呼ぶことが多い。
多肉植物の栽培は、水やりが少なく簡単であると思われることがあるが、成長期には意外に多くの水を必要とする。特に日光と水のバランスが重要で、バランスが悪いと徒長してしまい、見た目にも影響を与える。そのため、それぞれに合った栽培方法に気を付けると良い。
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