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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 脱窒現象
    だっちつげんしょう

    脱窒現象とは、農耕地生態系の窒素循環の過程で、土壌から窒素成分が気体として消失する現象のことを意味する。
    土壌の中にあるアンモニア態窒素は、微生物による分解やマメ科作物の窒素固定などで増加するが、アンモニウムイオンは硝化菌により「硝酸イオン」となる。この過程で一酸化窒素や一酸化二窒素(亜酸化窒素)が形成されることを「硝酸化成」と言う。このときに生じた硫酸イオンの中で植物に吸収されなかった分は、浸透水とともに河川や地下水に流出する。さらに「脱窒菌」によって亜硝酸イオンや一酸化炭素などにも還元されるが、この過程で脱窒菌の作用によって窒素ガスになり土壌から窒素成分が消失してしまうのである。
    また、このような硝酸イオンを利用した微生物による呼吸のことは「硝酸呼吸」と呼んでいる。

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