ガーデニング(園芸)用語辞典
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高つぎ
たかつぎ高つぎとは、接ぎ木の方法のひとつで、低い位置につぐ接ぎ木に対し、ある程度成長した高い位置に接ぎ木をする方法。果樹栽培では品種更新をするときに樹の主枝や側枝を切断して高い位置に接ぎ木をする。高つぎをすることで、接ぎ木苗に比べて結実期間がなく、短期間で着花・結実し大きく成長しやすい。
高つぎの方法は一般的な接ぎ木と同様に切り接ぎ、芽接ぎ、腹接ぎ、割り接ぎなどが用いられる。もとの樹の枝をすべて切除して新品種を接ぐことを「一挙更新」、高つぎを部分的に行ないながら数年かけて新品種にしていくことを「斬新更新」と言う。一挙更新の場合は地上部と地茎部のバランスを失いやすいので、たくさん接ぎ穂を接ぐ、旧品種の枝葉を一部残しておくなど気を付ける必要がある。一挙更新は柑橘類において常用されている。
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