ガーデニング(園芸)用語辞典
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耐暑性
たいしょせい耐暑性とは、植物が暑さや高温に耐え生育し、障害が生じにくい性質。作物は高温が続き生育適温を超えると生理機能が衰え、生長に支障が出ると共に障害が発生する。
日本は温帯地域に位置するため耐暑性が重要視されてこなかったが、温暖化に伴う夏期高温年の頻発で、水稲での高温障害が懸念されるようになった。そのため、品種の育成において耐暑性を持つ物の育種が進んでいる。
高温障害は、外気温度が上昇することにより根から地上部への水分供給のバランスが崩れ水分が欠乏する物である。それに伴い葉や茎、実が萎凋や変色・変質し発育不全を起こす。耐暑性の強い作物は温度が上昇しても水分バランスを保てる特性を持っており、主として亜熱帯や熱帯原産の植物が多く、夜間気温が25℃以上の高温に耐えるとされている。
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