ガーデニング(園芸)用語辞典
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前年枝
ぜんねんし前年枝(ぜんねんし)とは、冬の寒い時期の休眠期を越えて、2年目となった枝を意味する。「二年枝」とも言う。一方、春になって新しく伸びた枝は、「当年枝」、「一年枝」、「新梢」などと呼ばれる。
当年枝が緑色で比較的やわらかいのに対し、前年枝は茶褐色で木質化し、樹皮が固くなっていることが多い。植物によって花芽の付き方は異なり、前年枝に付く物、一年枝に付く物、一年枝から伸びた新しい枝に付く物などがある。例えば、ウメやモモは、前年の枝の中間のわき芽に花芽が付いて実がなり、ナシやリンゴは、新しい枝の先端に花芽が付いて実がなる。
花芽を良く付けるために大切なのが剪定であるが、大事な花芽を切り落としてしまうことがないよう、花芽の付き方を知っておくことは重要である。
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