ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
センチュウ
せんちゅうセンチュウとは、細長いミミズのような見た目の線形動物の総称を意味する。体長は1mm以下と非常に小さく無色透明に近いため、目視での確認は非常に難しい。
センチュウは多くの種類が存在。特に「植物寄生性センチュウ」と呼ばれる種類には、ネコブセンチュウ類のように寄生すると根に小さなコブが無数にでき生育を悪くさせる物がいる。また、ネグサレセンチュウ類のように根の内部に寄生し変色腐敗させる物などもおり、植物の栄養を奪い大きな被害を与える。
センチュウは3〜10月に発生しやすく、その土で使用した道具の使い回しや、寄生した植物を持ち込むことが被害拡大の原因となる。そのため、他の土地との道具の使い回しを避ける、連作を避ける、センチュウが苦手な「抵抗性植物」を育てるといった方法で予防できる。また発生してしまった場合は、土壌消毒や農薬を使って駆除するのが一般的である。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。