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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 全層施肥
    ぜんそうせひ

    全層施肥とは、作土全体に肥料を混和する方法を意味する。耕したり水を入れたりする前、あるいはあとに基肥を散布し、砕土・撹拌することで全体に肥料を行き渡らせる方法。土壌学者である「塩入松三郎」の水田科学理論に基づく技術のひとつ。
    農作業はほとんどが機械で行なうため、土壌の施肥は、作業効率の良い全層施肥が一般的だ。酸化層の下の還元層にまで窒素肥料を混和することができるため、脱窒減少による損失が少なくなり、濃度障害も発生しにくいと言うメリットがある。一方、全面に施肥を行なうため、肥料の無駄が多いと言ったデメリットも。
    また、他にも土壌の表面だけに肥料を散布する「表層施肥」と呼ばれる施肥方法もある。作業は簡単だが、表面だけの施肥のため雨などで肥料が流亡、肥料成分が損失しやすい。そのため、播種後の追肥の際に用いられることが多い方法だ。

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