ガーデニング(園芸)用語辞典
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舌状剥皮
ぜつじょうはくひ舌状剥皮とは、植物の枝に切込みを入れることで発根を促す方法のことを意味している。植物を人工的に繁殖させることを「取り木(とりき)」と言い、舌状剥皮はその取り木のひとつである。
舌状剥皮の方法は、発根させたい植物の枝の表皮を完全には剥がさず、下から上に向かって切り込みを入れる。切り込みを入れる際は、枝の2分の1から3分の1程度の深さで入れ、枝が切れないように気を付ける必要がある。枝に切れ込みを入れたら、切込みを入れた部分に湿らせたミズゴケをすぐに巻き付けて全体を包み、乾燥しないようにラップやビニール等でその周りをくるむ。
このとき、切り込みを入れた部分が舌のような形になることから「舌状剥皮」と呼ばれ、他に「切込み削り」や「削ぎ上げ」と言う呼び名もある。
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