ガーデニング(園芸)用語辞典
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石灰
せっかい石灰とは、一般に生石灰と呼ばれる「酸化カルシウム(CaO)」や消石灰と呼ばれる「水酸化カルシウム(Ca(OH)2)」を意味する。
石灰の原料は石灰鉱山より産出される石灰岩の他、貝殻や珊瑚などを焼くことで石灰を作ることができる。モルタル、漆喰、コンクリートなどの原料として建築分野などで頻繁に使用され、園芸や農業においても石灰類は非常に重要な役割を果たす。
農業分野での石灰の主な使い道は、粒状化を促進して細かい土の通気性を良くすることや、酸性土を中和することなど。特に強酸性の土壌が多い日本においては、植物の栽培に適した弱酸性や中性の土に変えることが求められる。また、植物の生育には不可欠なカルシウムを供給するという面においても、石灰は野菜作りに必須と言える。
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