ガーデニング(園芸)用語辞典
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散乱光
さんらんこう散乱光とは、大気中に浮遊するちり等の微粒子に光が当たり、屈折することで分散した光のことを意味している。
農業では、ビニールハウスに使用するビニールに特殊なフィルムを使用することによって、光を分散させることができる。光を分散させると、一番上の葉だけでなく、重なっている下の葉にも光が届く。そのため、植物にまんべんなく光が当たり、効率良く光合成が行なわれるようになる。また、ビニールハウス内に直接入る光を散乱光に換えることで光の強さを分散し弱くする。それにより、ビニールハウス内の温度の上昇を抑え、高温になるのを防ぐことができるのだ。その他にも、散乱光を利用することでビニールハウス内が明るくなる、直射日光が分散され、ハウス内にいる人に当たる光も弱くなり夏場の作業が楽になる、と言うメリットがある。
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