ガーデニング(園芸)用語辞典
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成長点
せいちょうてん成長点とは、植物の茎や根の先端にあって、新しい細胞を作る頂端分裂組織がある点を意味する。「生長点」とも表記される。
茎の成長点は「茎頂」と言い、外側を若い葉で囲まれ、葉や枝、花などの原基を形成している。また根の成長点は「根端」と言い、先端部と根冠によって保護され根の内部で各組織を形成。茎頂と根端いずれもその中心部で活発に細胞分裂を行なうが、細胞の伸長や分化はそこから少し離れた場所で行なわれている。これに対して、茎や根の肥大生長を行なう形成層やコルク形成層は、側方部にあり「側部分裂組織」と呼ばれるため成長点とは区別される。
成長点は成長途中と言うこともあり栄養が豊富に詰まっており、害虫が好んで居つくことが多い。一方、栄養不足や水不足、生育温度の不一致が原因で成長点の成長速度が遅くなるため、注意する必要がある。
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