ガーデニング(園芸)用語辞典
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ずらし
ずらしとは、苗床で育苗された野菜を鉢上げしたあと、苗が混み合ってきた際に鉢の間隔を広げる作業のことを意味する。別名を「鉢ずらし」とも。
野菜の種は育床で発芽をし、双葉が出た頃に掘り上げて鉢に植え付ける。鉢上げをした苗は、生育をしはじめると隣の葉と重なり込み合ってくるため、苗は上に伸びようとする。徒長した苗は、定植前に根もとから折れたり病原菌が入り成長してから実なりが悪くなったりしてしまう。
ずらしを行ない成長に合わせて苗を並べる間隔を広げ、さらに日当たりや空気の通りを良くすることで多湿と軟弱徒長を防ぐことができる。また、根の発達も促すことから太くて充実した苗を育てられると言う利点も。
ずらしをしながら順調に育った苗は、適した時期に畑やプランターへ定植させると良い。
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