ガーデニング(園芸)用語辞典
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スプリング・エフェメラル
すぷりんぐえふぇめらるスプリング・エフェメラルとは、春先に開花し夏まで葉を広げ地上部が朽ちたあとに地中で休眠する植物の総称を意味する。「春植物」とも呼ばれ、スプリング・エフェメラルを直訳すると「春の儚い物」、「春の短い命」という意味となり、その可憐さから「春の妖精」と呼ばれることもある。
温帯で早春の落葉樹の開葉前に姿を現すと、日差しを十分に受けて光合成を行ない地下茎や球根に栄養を蓄える。その後、落葉樹の葉の展開が終わる晩春にはその姿を隠し、一年の大半を地中で過ごすのである。代表的な植物に、キンポウゲ科のセツブンソウ、キクザキイチゲ、イチリンソウ、ケシ科ヤマエンゴサク、エゾエンゴサク、ムラサキケマン、ユリ科のカタクリ、ヒロハノアマナ、ショウジョウバカマなどが挙げられる。
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