ガーデニング(園芸)用語辞典
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すす病
すすびょうすす病とは、植物の葉や枝、幹の表面が黒いすすをかぶったようになる病気。黒色のカビによる物で、庭木や野菜、果実など多くの植物で発生する。
すす病は直接植物には寄生せず、アブラムシやコナジラミなどの昆虫の排泄物や分泌物などからの栄養で増殖する。その被害は、美観を損なわせるだけでなく、野菜や果実の商品価値をなくす、同化作用や蒸散が妨げられるため樹勢が衰えるなど様々である。
また、すす病は虫が活発に動く4〜10月の暖かい時期に発生が多くなるため、注意が必要となる。大切なことは害虫を寄せ付けないことであるため、害虫を発見したら殺虫剤で駆除するようにする。その上、害虫は高温多湿の環境を好み、すす病の発生する可能性が高まるため、剪定などを行ない風通しの良い環境を作っておくと良い。
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